2010年08月18日

祈りと願い4


「さあ、トランクス。お風呂に入るわよ」
 ブルマは服を脱がせた赤ん坊のトランクスを抱きかかえるとぬるま湯を張ったベビーバスに入れた。トランクスが気持ちよさそうに笑う。
「今日はいろいろあったわよねぇ。トランクス、よく頑張ったわ」
 ブルマはそうトランクスに話しかけながら、その体をスポンジで優しく撫でた。
(みんなどうしてるかしら?悟飯くんは無事に家に戻れたかしら)
 ブルマはふと10分前にブルマの母の誘いを断って急いで家に飛んで帰った悟飯を思った。
(悪いことしちゃったわね。でも変な予感がしたのよねぇ。そういえば、ベジータはどうしてるんだろう。また一人でつっぱしってるに違いないけど……。あの大きいトランクスがどうにか止めてくれるといいんだけど……むずかしいわよね)
 ブルマはベジータの性格を考え、トランクスに期待した自分に苦笑した。
(ベジータ……お願いだから無事でいて……)
 ブルマはそう願いながらも胸の中がざわざわしているのを感じていた。


 ふと目が覚めるとクリリンという男の顔が見えた。口の中に豆の味が残ってる。
「ちっ」
 ベジータはクリリンを一瞥すると立ち上がった。
(このベジータ様があのからくり人形ごときにこの様とは!)
 ベジータは拳を握りしめ、空を見上げた。拳から血が滴る。
(くそったれ!)
 ベジータは横目でトランクス達が仙豆を食べて、起き上がるのが見えた。
(あのもう一体の人形のガキも超サイヤ人のトランクスを一発で仕留めやがった。くそ!)
 ベジータは空をもう一度睨むと、飛び上がった。




posted by ありま at 18:05| DB 2次小説 人造人間編ーセル編@ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

祈りと願い3(修正版)


 誇り高きサイヤ人の王子で、僕の父。
 超サイヤ人の姿の父は人造人間と互角に戦っていた。
(すごい……)
 トランクスは父親の戦う姿から目が離せなかった。
(お母さん、お父さんはこの世界では大丈夫かもしれません)
 しかしトランクスの甘い考えはそう長く続かなかった。ピッコロが言ったように、未来でトランクスがそうであったように、ベジータの動きが少しずつだが18号に押されていったのだ。ピッコロだけでなく、天津飯やクリリンにもその様子が見てわかった。
「お父さん!」
 ベジータの左腕が無残にも18号によって折られた時、トランクスは何も考えることができなかった。
 頭の中にただ、母の泣き顔と4年前に失った師匠の悟飯の顔が浮かんだ。
(もう誰も失いたくない!)
 トランクスは超サイヤ人になり、剣を背中の鞘から抜くと18号に向かって切りかかった。しかし、剣は18号の腕に当たり、体に当たるどころか、その刃が欠けただけだった。
 そして驚く間もなく17号が飛んできて、トランクスに攻撃を加えた。その体が地面に叩きつけられる。
(お母さん……)
 急速に失いかける意識の中でトランクスは未来の母を思った。
(ごめん……お母さん。僕はお父さんを守ることができなかった……)

「トランクス?」
 ブルマはふとトランクスの声が聞こえたような気がした。
「どうしたんですか。ブルマさん。」
 エアカーの修理をしてる途中、ふいに顔を上げたブルマをいぶかしがって男はそう言った。
「息子さんは今頃、東の都ですかね」
 遠出をしている息子を心配していると思ったのか男がそう言葉を続けた。
「そうね。今頃東の都でがんばってるはずよ」
 ブルマは男の言葉に話を合わせてそう答えた。トランクスは表向き、東の都の地下組織を手伝うために西の都を出てるということになっている。
(何かあったのかしら?)
 ブルマはエアカーに視線を戻しながら過去に行った息子に思いをはせずにはいられなかった。
posted by ありま at 16:00| DB 2次小説 人造人間編ーセル編@ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

祈りと願い 作者のつぶやきA(修正)

こんにちは。
ありま氷炎です。

すみません!
これで何度めのつぶやき修正でしょうか。

私の2次小説はDB改を参考にしてます。
しかしながら設定をすべて網羅できませんので
よろしくお願いします。

もっと気楽に小説を書くことにします。

祈りと願い3‥
あれっと思われた方、許してください。

また私のDBの2次小説はあくまでもファンの趣味小説なので
DBの原作者や作品の著作権を侵害するつもりがありません。
気楽に楽しめていただけると幸いです。

それでは。
ありま氷炎 拝

posted by ありま at 15:10| DB 2次小説 人造人間編ーセル編@ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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