2014年04月25日

『再会』と『魔人の執着』

うっかり忘れておりました。
今週2作更新しました。

『再会』はアルティメット悟飯と魔人ブウの戦いです。アニメのあのシーンを悟飯1人称で書いてます。

『魔人の執着』はゴテンクスとピッコロ吸収した後の魔人ブウと悟飯の戦いです。魔人ブウの一人称!です。

気になった方は是非読んでみてください。

ありま氷炎 拝


posted by ありま at 12:39| Comment(0) | 魔師弟セル編直後ーブウ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月17日

『師匠と弟子を繋ぐもの』をpixivで更新

こんにちは。
すっかり、こちらで連絡するのを忘れてました。
魔師弟新作をピキシブに載せました。

『師匠と弟子を繋ぐもの』
です。

ゼットソードが壊れる前の悟飯と悟空とのやり取り、フュージョンを練習させるピッコロの話です。

改は進み具合は早いらしいですね。
追いつかれないようにしたいなー。

ありま氷炎
posted by ありま at 12:05| Comment(0) | 魔師弟セル編直後ーブウ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月13日

魔師弟『制約2』

「どうでしょうか?」
 ビーデルに仙豆を届け、悟飯が戻ってきた。それから間もなく始まった第四試合。
 試合を控える選手が待つ控室。そこはしんと静まり返っていた。悟空達以外の選手も、その場にいたが皆、会場で気を高めていく悟飯の様子に気を取られ、無言だった。
 ベジータの言葉がきっかけでピッコロが漏らしたシンの正体。そしてシン――界王神の願い。神の中の神の『手出しをしないでください』という言葉に悟空達は戸惑いながらも従う意思を見せていた。
『あの力を抑え、エネルギーを奪わせる必要があります』
 ピッコロの心に響く、界王神の言葉。悟空達には聞こえないその言葉はピッコロの胸に刺さり、じわじわと痛みを与える。
「界王神様は悟飯があいつにやられると?」
 界王神の真意が分からず悟空は訝しげに問いかける。それに対し神の中の神は静かに答えた。
「大丈夫。命まで奪いはしないと思います。あの二人の目的は強いエネルギーだけでしょうから」
「エネルギー?」
 悟空が眉をひそめた。その瞬間、完全回復した娘――ビーデルが走って来た。
 悟飯の気が膨れ上がり、超サイヤ人と化す。その上、再度気合を入れて、超サイヤ人を超えた超サイヤ人にまでなった。
『これは素晴らしい』
 界王神の嬉々とした声がピッコロに届いた。
『エネルギーを奪わせる』
 それは命に関わることに違いなく、ピッコロは予想できながら止められない自分が歯がゆく、拳を握りしめる。
「ふん。あの野郎。セルをやったころはまだまだこんなものじゃなかったぞ。平和ぼけしてトレーニングをさぼってやがったからだ」
 吐き捨てるようにベジータが言う。しかし界王神は満足げだ。
「いえ、それでも想像以上のすばらしいパワーです。果たしてあのパワーと止められるかどうか」
 普段なら探れない尊い存在である界王神の心――しかし敢えて解放しているのか、ピッコロにはこれから彼が行うことが手に取るようにわかった。

「止める?」
 眉を顰めて聞き返すのは悟空だ。
 ピッコロは脳裏に映る――界王神が悟飯の自由を奪い、スポポビッチとその仲間にエネルギーを吸い取らせる映像に、吐き気を催す。              
「ピッコロ?」
 異変を察したのか、クリリンがピッコロを見上げる。
 これから起こること、弟子の苦しみを知っていながら、止められない自分。
 ピッコロは痛みに堪えるように首を左右に振る。何もできない。界王神に逆らえない自分――元神である自分をこの瞬間、恨む。

「!」
 界王神が両手を前に出し、悟飯の力を封じる。抵抗できない弟子はいとも簡単にスポポビッチに拘束された。 そして仲間のヤムーによって、エネルギーが奪われる。
 彼の苦しみが伝わり、身を切り裂かれるようだった。
「あ、あんにゃろう!」
 ピッコロができないこと――悟飯を助けようと駆け出したクリリンを、止める。
「おい、はなせ!はなせ、ピッコロ」
 首根っこを掴まれ、抵抗するクリリン。が、ピッコロは離さなかった。
「言ったでしょ。手を出さないで!」
 そんなクリリンを界王神が叱咤する。

『……力が、力がなくなっていく。なんで、なんで?』

 力を急激に失う悟飯からそんな思念が放たれる。

『悟飯!すまない。耐えてくれ。後少しで終わるはずだ』
『ピッコロ……さん?』

 悟飯の思念は弱い。

『すまない。俺は……』
『ピッコロさん、僕は、僕はあなたを信じます。きっと……何か、考えがあって……』

 ふいに途切れる悟飯の思念。
 弟子の超化が解け、通常の状態に戻っていた。

『悟飯、すまない』

 弟子の信じますという言葉、今この瞬間に飛び出していけない自分の無力さに、ピッコロは自分自身を呪う。

 光り始めるエネルギー吸引器。会場が光に包まれ、スポポビッチはやっと悟飯を解放した。
 
『悟飯。すぐに回復させてもらえるはずだ。もう少しの辛抱だ』
 虫の息の弟子に、ピッコロは念を送る。
 本当であれば、今すぐ彼の元に行き出来る限りの手当をしたかった。しかし、界王神の手前、元神であるピッコロには出来なかった。
 界王神がスポポビッチとヤムーを追い、ビーデルは一目散に悟飯に駆け寄る。その背中を見つめ、体の奥が何か異変を覚える。痛み、怒り、ピッコロには何なのかわからなかった。

 ベジータが悟空に掴みかかり、もめている様子がピッコロは眺める。心は既にそこにはなかった。ビーデルの悟飯への想いが流れてくる。

「決まったようだな。いくぞ」
 地球の元神である自分はこれからのことを見届ける必要がある。ピッコロはベジ―タが承諾したことを見届け、空に飛び上げる。
 会場の上空から、ビーデルと悟飯の姿が見えた。

『悟飯』

 気は弱いが悟飯はまだ生きている。そのうちキビトが回復させるはずだった。界王神は神の中の神だ。その言葉に嘘はないはずだった。

 ピッコロは視線を前に向けると、気を高め、界王神を追った。


 
posted by ありま at 10:38| Comment(0) | 魔師弟セル編直後ーブウ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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