2011年04月26日

ムカシノオトコ 作者のつぶやき2

こんばんは。
やっと、ムカシノオトコ、書き終えました。
10話完結予定です。

一気に更新するか、このまま一話ずつ更新しようか迷ってます。

連日のご訪問、およびWEB拍手ありがとうございます。

特にmelon☆panna様
お元気そうでよかったです。
去年からお世話になっていて
新作まで読んでいただき感謝感激です!

ご訪問いただける方、もしよければWEB拍手をぽちっとしていただけると
元気がでます。

平日は仕事、学校と忙しいので、準備はできませんが、
今週末はいよいよ最終作のベジブルの準備をしようと思ってます。
まだ87話までしか見てないので、97話までとりあえず見ないと…

オリジナルにいきたい衝動と戦いながら、ベジブルを進めます。

それでは、ご訪問いただける皆様に感謝してます。

ありま氷炎 



posted by ありま at 02:18| Comment(0) | DB 2次小説 セルゲーム前 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ムカシノオトコ8

「はっくっしゅん!」
「ヤムチャ様、大丈夫ですか?」
「なんだか悪寒がする。風邪引いたかな」
 カメハウスの裏庭で稽古していたヤムチャは両手で両腕を寒そうに擦りながら、心配するプーアルにそう答えた。
 数時間前、悟空がふいに現れ、悟飯とクリリンを神殿に連れていった。なんでも神様を新しいナメック星から連れてきたと言っていた。チチはぷんぷんと怒りながらカメハウスで悟空たちの帰りを待っていた。
「ヤムチャ様、少し休みますか?」
「そ、そうだな」
 ぞくぞくとする悪寒を感じながらヤムチャは休憩を取るため、家の中に入った。
「お?ヤムチャさ。どうしたべ?風邪かあ?おら、お薬持ってるべ。待ってな」
 チチはくしゃみをしながら家に入ってきたヤムチャにそう声をかけると、持ってきた鞄をごそごそを探りだした。
「悟空も悟飯も風邪なんか引きそうもないけど?」
 風邪薬を常備しているチチにウーロンは不思議そうに聞いた。
「悟空さ達は風邪なんかひかないべ。もしものときにオラが用意してるだけさ」
 チチは鞄から茶色の小さな袋を出しながらウーロンに答えた。
「ほら、ヤムチャさ。早く飲んでよくなってけろ。そして悟飯ちゃんを守ってけろよ」
 サイヤ人と地球人の力の差が大きく開いた今、悟飯を守るよりも守られるほうに回るヤムチャだが、とりあえずチチに曖昧に笑うと薬を受け取った。
 鼻がむずむずして、悪寒を絶え間なく感じていた。
 ヤムチャはそれがべジータの発している殺気から来るものだということを幸運にも気づいていなかった。


「やっと完成したわ!」
 セルゲームが開催される2日前、ブルマは16号の修理を終わらせた。
「どうだね。調子は?」
 ブリーフ博士は寝台の上の16号に話しかける。
「……問題ない」
 16号はぼそっとそう答えると体を起こした。そしてブリーフ博士の肩に乗る黒猫の頭を撫でた。
「ちょっと歩いてみて。バランスとか確認したいから」
 ブルマの言葉に16号はうなずくと、寝台から降りた。
「問題ないみたいね」
 小さな研究室をゆっくりと歩く16号の動作を確認したブルマは、満足げにそうつぶやいた。


「くっつ!」
 飛んできた光の球をトランクスは右手で撥ね返した。そして間髪いれず繰り出された拳をぎりぎりで避ける。
「やるな」
 べジータは再度気を高めるとトランクスに攻撃を仕掛けはじめた。
 トランクスが精神と時の部屋から出てきてから、べジータはトランクスを相手模擬戦を繰り広げていた。神殿の表面は穴が空き、ピッコロは舌打ちをしながら力を使って修復していた。
「僕もお手伝いします」
 見かねたデンデもピッコロを同じように力を使うが、ふさがれた穴はすぐに破壊され、意味がない行為と化していた。
「あいつら、なにもここでやらなくても」
 クリリンがあきれた声でそうつぶやいた。
「多分、こっちのほうが空気が薄いし、重力も少しかかるから地上よりは修行にもってこいというとこなんでしょうか?」
「さあな。重力の問題ならブルマさんのところに行けばいいのに」
「……そうですよね」
 クリリンと悟飯は神殿の上で繰り広げられる摸擬戦を見ながらそんな会話をしていた。



にほんブログ村 アニメブログへ
にほんブログ村
posted by ありま at 01:44| DB 2次小説 セルゲーム前 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ムカシノオトコ7

(完璧だ。俺は限界まで強くなった。カカロットを超えたはずだ)
白い空間でベジータは高笑いを上げた。
砂時計は部屋を出る時間がきたことを示していた。
(見てろよ。カカロット。貴様のほうが上などとは言わせやしない)
べジータは不敵な笑いを浮かべると外に出るための扉へ歩き出した。


神殿ではにぎやかな笑い声が響いていた。
悟空がデンデを新しいナメック星から連れて来て、ドラゴンボールを復活してもらった。そして悟空は悟飯にデンデと神殿で待つように伝え、ドラゴンボールを探す旅に出かけた。
あと7日近くもあるのに修行もせず、ここでデンデと遊ぶのに抵抗があったが、父悟空が大丈夫と自信を持って言っていたので、悟飯はのんびりとデンデとここで待つことにした。

久々に再会したデンデは相変わらずのんびりしていて、悟飯は戦いのことを考えなくてほっとした。そしてこの3年であったことをお互いに話し、笑いあっていた。その横でクリリンはそれを聞きながら、一緒に笑ったり、うなずいていた。

「べジータ、出てくる」
神殿の建物周辺で一人で稽古していたトランクスは、ミスターポポがそう言ったので、稽古を止め精神と時の部屋の入り口の扉を見つめた。
ぎいっと音がしてべジータが部屋から出てきた。体中擦り傷だらけで、身に着けている戦闘服はぼろぼろだった。
「父さん、すごいですね」
トランクスの言葉にべジータは満足げに笑った。そしてふと悟飯とデンデ、そしてクリリンがいることに気付き、意外そうな顔をした。
「何で奴らがここにいるんだ。確かあのナメック星人のガキは違う星に行ったんじゃなかったのか?」
「悟空さんが連れて来たんです。おかげでドラゴンボールが復活しました」
「ドラゴンボールが?!」
ベジータは3年前に必死で捜し求めた願いを叶えるボールのことを思い出し、顔を歪めた。しかし、今となっては、ボールによって力を得るなんてどうでもいいことだった。
「ふん、カカロットのことだ。セルに殺されたものをすべて生き返らせたいんだろう?くだらんな」
トランクスはベジータの言葉に何も答えなかった。そしてそのぼろぼろの戦闘服を見て、ヤムチャから預かったものを思い出した。
「父さん」
トランクスはべジータにそう呼びかけるとカプセルのボタンを押し、床に投げた。ぼんと軽い音がして、灰色の箱が現われる。
「ブルマが来たのか?」
そのボックスには見覚えがあった。それは戦闘服を入れてある箱だった。
「いいえ。ヤムチャさんが届けてくれました」
(ヤムチャ?!あのくずが?)
べジータは自分の顔が引きつるのがわかった。
(あいつはまだブルマのもとにいるのか?)
さっきまで完璧に仕上げた自分の力に満足し、高揚していた気分が、ヤムチャのことを知り、ぶち壊されるのがわかった。
「と、父さん?」
トランクスはべジータが突然鬼のような形相を見せたので驚いた。べジータは舌打ちをすると小さく息を吐いた。
(この俺がなんであのくずごときに怒りを感じないといけないんだ。馬鹿らしい…)
「トランクス、お前も部屋に入るんだろう?さっと部屋に入ってトレーニングしろ!」
八つ当たりのようにそう怒鳴られ、トランクスはますます混乱した。なんで怒りが自分に向けられるのかわからなかった。
「じゃ、父さん。行ってきます」
父のことは理解できないことが多い、あきらめのようなため息をつくとトランクスはそう言って精神と時の部屋の扉を開けた。
(あのクズ野郎。ブルマのとこで何をしてやがるんだ)
べジータは戦闘服を引き裂くように脱ぐと苛立ちを隠さず、新しい戦闘服に身に着けた。

「クリリンさん…どうしてべジータさんはあんなに怒っているんでしょうか?」
部屋から出てきたベジータの様子を見て、悟飯がぼそっとクリリンに聞いた。隣のデンデはおびえて悟飯の影に隠れている。
「多分、修行しても悟空を越えられなかったから、いらついているんだろう?気にすることないぜ」
クリリンはそう答えるとベジータに背を向けた。
「そ、そうですか?」
悟飯は新しい戦闘服に着替えたベジータが、苛立ちながら一人で稽古し始めるのを見ながらも、デンデと再び話し始めた。




にほんブログ村 アニメブログへ
にほんブログ村

posted by ありま at 00:00| DB 2次小説 セルゲーム前 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。