2014年02月21日

うーん。

やっぱり受けないか―。
ベジブル小説の『永遠の片想い』と『カエルトコロ』はかなり評判がいいみたいです@PIXIV。

でも今書いてる飯p、いや魔師弟はいまいちですね。
多分新鮮味がないせいもあるんだろうな。
でもこうやって順番追って書いていくと、二人の気持ちがよく自分でもわかるので
このやり方が変えられない。

最終目標はブウ編直後の話。

それまで、こつこつがんばるぜ。

ありま氷炎


posted by ありま at 12:01| Comment(0) | 魔師弟セル編直後ーブウ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

飯P話『たいせつなひと3』

「悟飯さん。ポポに用意してもらいました。どうぞ、食べてください」
 建物から出てきたデンデに呼ばれ、中に入る。すると部屋に通された。
 ふわっと美味しそうな香りがして、ステーキやスパゲティ、寿司にケーキと、自宅ではなかなか食べれなさそうな料理が白い食卓に並べられているのが見える。
「もうお昼をとっくに過ぎています。お腹すいたでしょう。たくさん食べてくださいね」
 ナメック星人であるデンデは食事を取る必要がない。それはピッコロも同じだが、悟飯は別だ。しかも彼は食欲旺盛なサイヤ人の血を引いている。デンデに指示されるまでもなく、ポポは品数と量共々彼が満足できるくらいの料理を用意していた。
「すみません。いただきます」
 デンデ達は水しかとらない。悟飯は躊躇しながらも食欲に勝てず、食事に手を付け始めた。
「悟飯さん。修行はどうですか?」
 もりもりと食事を片付けていく悟飯に、何時もながら圧倒されていたデンデだが、修行の様子が気になり聞いてしまった。
「どうですかって……」
 午前中は瞑想しかしていなかった。悟飯はどう答えていいかわからず、箸で宙を掴むようなしぐさを見せる。
「午前中は瞑想をさせた。これで心の準備ができたはずだ。昼からは体を動かすぞ」
 壁に寄りかかって水を飲んでいたピッコロは、悟飯の代わりにそう答える。
「食事を取った後は、少し休め」
 そして間髪入れずそう言うと、壁から体を起こした。
「ピッコロさん?」
 どこかに行こうとしているのがわかり、悟飯は箸をテーブルの上に置き、後を追おうとする。
「書庫に行ってくる。悟飯。食事は十分取るんだ。30分したら戻ってくる」
 その弟子の動きを制止、ピッコロは部屋を出て行く。
「……ピッコロさん」
 悟飯は後を追いたかった。しかし、追っていけるような雰囲気はなく、彼は言われたように食事を続けるしかなかった。
 
 § § §

「ここは狭すぎる。下界に降りるぞ」
 1時間ほどして現れたピッコロは、少し体調が悪そうに見えた。
「ピッコロさん。大丈夫ですか?もし気分が悪いようでしたら……」
「大丈夫だ。行くぞ」
 心配する悟飯をよそにピッコロの態度はいつも通りで、淡々と答え神殿から飛び立つ。
「ピッコロさん!」
 何故か先を急いでいるような師匠、気分の悪そうな様子。心配はつきないのだが、悟飯は後を追うしか選択肢がない。ピッコロを追って飛ぶ。
 しかし今日は早めに修行を切り上げたほうが良いかもしれないと、前を飛ぶピッコロの背中を見つめながら思った。
「ここにしよう」
 そうピッコロが降り立ったのは荒野の一角。その光景に悟飯の胸が突かれる。そこは幼き彼が最初に連れて来られた荒野に酷似していた。
「あの場所ではないぞ」
 ピッコロは弟子の思考を読み取ったように、背中を向けたまま言葉を口にする。
 あの場所――ピッコロが同様にあの頃を思い出したのかと、悟飯の心は熱くなる。が、師匠は弟子の背中を向けたまま、言葉を続ける。
「まずは体を解す。その後は走り込み。そして組み手だ」
「はい」
 ピッコロの声には感情が籠っていなかった。自分の熱き思いとは裏腹な師匠の態度に、悟飯は少し落胆する。しかし、修行をつけてもらうために時間を取ってもらっている。彼はしっかりと頷き、ピッコロに習い準備運動を始めた。
 準備体操を終わらせると、次は走り込みに入る。無言で先を行く師匠の後を悟飯は追った。牙のようにそびえ立つ岩山を縫い、ピッコロは高速で走る。その後ろ姿を見失わないように、悟飯も走っていた。しかし集中はできていない。
 一緒に修行できて嬉しいのは自分だけなのか、本当は迷惑ではないかと、そんな考えが脳裏をよぎり、集中を妨げていた。
「悟飯!」
 だから、彼は気が付かなかった。目前に迫る岩山。とっさに気を打とうとするが間に合わない。衝撃を覚悟したところで、岩山が破壊される。
「馬鹿たれが!」
 愕然としている悟飯の頭上からピッコロの怒声が響く。
「……ピッコロさん、ありがとうございました」
「ありがとうではない。やる気があるのか、お前は!」
 砂塵が舞う悟飯のすぐ傍に降り立ち、ピッコロは不肖な弟子を睨みつける。
「すみません。本当に」
 悟飯はうなだれ、拳を握りしめた。師匠を怒らせ、落胆させたことが嫌で堪らなかった。
「……俺は、お前と久々に修行することを楽しんでいるんだ。馬鹿なことを考えずに集中しろ」
 ピッコロは溜息交じりに言葉を紡ぐ。顔をあさっての方向に向けており、悟飯には彼の表情が全てわかるわけではない。しかし、彼が正直な気持ちを言っているのがわかった。
「ピッコロさん!」
 悟飯は、込み上げる衝動のまま、師匠に抱きつく。
「こら、離さんか!お前はもうガキじゃないだろうが!」
 ぎゅっと抱きしめられ息苦しさを感じ、ピッコロは体をよじって逃げようとする。しかし少年の頃と違い、すっかり体が大きくなった悟飯から逃れることは至難の業だった。
「僕、不安だったんです。よかった」
 逃げようとするピッコロを掴んだまま、その胸に顔を埋め、悟飯は吐息をもらす。
 触れ合う場所から弟子の不安が直に伝わり、ピッコロは以前のように頭を撫でようとした。が、そうするのをやめ、力が抜けた悟飯の腕から逃げ出す。
「さ、修行を続けるぞ。あと1時間走り込んだら組み手をする」
「はい」
 少年だったあの時のように、師匠が自分を子ども扱いすることはなくなっていた。それをさびしく思ったが、悟飯は頷くと走り出したピッコロの後を追った。



 § § §

 「ピッコロさん、悟飯さん!」
  夕刻にかかる頃、神殿に戻ったピッコロと悟飯を、デンデとミスターポポが出迎える。二人に怪我がないこと安心して、神様は安堵の笑みを浮かべた。
「ピッコロさん、今日はありがとうございました」
 服装を元に戻してもらい、変身アイテムを身につける。そしてお気に入りのグレートサイヤマンになった悟飯は師匠に頭を下げた。
「明日からは今日のように段階を踏んで修行するんだ。わかったな?明日には超サイヤ人になっても体に負担はかからんだろう」
「はい」
 ピッコロの言葉に悟飯はしっかり頷く。本当は毎日ここに通って修行したいところだが、それは師匠から断られていた。
「一カ月後にまた会おう」
 一カ月後、そんなに長い間会えないのかと思い、悟飯の心が揺れる。するとピッコロは大きな溜息をついた。
「俺はいつでもお前の様子を見ている。1カ月間みっちり修業して悟空に見せてやるんだ。成長したお前を」
「はい。そうですね」
 7年前の悟飯は力をうまくコントロールできなかった。心も自分自身で制御できず過ちを犯した。悟飯の心には、変わった自分、成長した自分を悟空に見てほしいという願望があった。
 そこをピッコロに指摘され、頷く。
 共に修行すると甘えが出てくるかもしれない。厳しい師匠に限ってそれはないが、悟飯自身が甘えてしまいそうだった。
「じゃ、またな」
「はい」
「悟飯さん、修行頑張ってください」
「うん」
「悟飯、頑張れ。ポポ、応援する」
「はい。ありがとうございます」
 神殿に住む三人に見送られ、悟飯は体を宙に浮かす。
 ここに流れる空気が好きだった。できれば留まっていたい。そう思うがそれは彼には許されないことだった。
 サングラス越しに悟飯はピッコロを見つめる。
 大切な人は、何時ものように唇の端っこを少し持ち上げ、余裕の笑みを浮かべていた。
「また」
 後ろ髪を引かれる思いで悟飯は背を向ける。そして気を高めると一気に解放する。あっという間に神殿は小さくなり、胸がきゅっと掴まれるような痛みが走った。
 しかし、1ヶ月後には会えるのだ。そう心に言い聞かせて、悟飯は闇に犯されつつある空を引き裂くように真っ直ぐ飛んだ。
posted by ありま at 11:58| Comment(0) | 魔師弟セル編直後ーブウ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月20日

更新しちゃった。

あーあ、更新しちゃった。
あと2話は明日更新予定です。

PIXIVの評価、閲覧数は気にしないつもりですが、最近かじりついてみてるので
まずいですね。

うーん。

とりあえず、一番書きたい話はブウ編直後になります。
それまで、アニメを追って5-6本書く予定ですが、閲覧数とか評価を気にすると一気にやる気がなくなるので
気にしないように頑張ります。

ありま氷炎
posted by ありま at 17:55| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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